今回は
の書評です。
前回の記事(実践タイムマネジメント研修)と同様、今回もアマゾンのPrime Readingで無料で読みました。
コロナで外出自粛中のいま、Prime ReadingとKindleタブレットがフル稼働中です笑
タイトルに「億万長者」とあるので紛らわしいですが、本書はお金持ちになるための方法を書いたものではありません。
億万長者のように社会的に成功したと思われている人でも受けたくなる「心」の授業がテーマです。
「心」の授業とは
のことです。
正直この手の本は世の中にごまんとあります。
なぜかと言うと、結局本を読んでもこの手の悩みは解決されず、人が悩むという問題はあり続けるからです。
実際、この本を読んだだけでは、あなたが解決したいと思っている悩みは解消されません。
本を読んで、行動に移し、その行動を継続して、初めて悩みの何割かが解決されるのではないでしょうか。
私も本書のすべてにしっくりきたわけではないですが、本書で記されている
はトライしてみる価値があるなと思いました。
人は生きている限り、悩む生き物です。
- ちょっと最近しんどいな
- なんかちょっと疲れたな
そんな人はこの本を手に取って、心を軽くして生きるきっかけを得てみてはどうでしょうか。
世界中の億万長者がたどりつく「心」の授業で学んだ内容
第2章の「美しい心をつくる4つのステップ」だけ読めばOKです。
このタイトルも少々香ばしいですが、騙されたと思って読んでみてください。
美しい心の状態とは、悩みから解放されて、いま自分がやるべきことがクリアになっている状態のことです。
そのために取るべき行動が4ステップあると本書では説かれています。
それが
- 気づく:自分の心が苦悩の状態であることに気づく
- 観察する:頭の中の心の声を聞く
- 正体を知る:心の声の正体、つまり自分がしがみついている理想像を知る
- 行動を考える:自分が取るべき行動を考える
です。
このうち2番目と3番目のステップが肝です。
1番目で自分のネガティブな気持ちに気づいたとしましょう。
たとえば「こんなに仕事をがんばっているのに、周囲から認めてもらえない」という悩みを持っているとします。
目を閉じて自分の頭の中を駆け巡る心の声に耳を傾けましょう。
- 毎朝早く出社して頑張っているのに、成果には結びつかない
- 結果にはまだ出ていないけど、〇〇は出来るようになったから誰か褒めてくれてもいいのに
- 同期の××の方がラクしてるのに、課長に気に入られてるみたいだ
- そりゃ××の方が明るくてハツラツとしてるけど
- それに比べて俺はいつも暗くて、もっと大きな声で話せと言われてばかり
的な感じです。
たぶん最初の数個はポンポン出てきますよね。
でもしばらくすると何も出てこなくなります。
ここでひと踏ん張りして、まだ何かあるはずと絞り出すのがポイントです。
本書では全部で15個を目標に絞り出しましょうと記されています。
この最後に絞り出した数個が、いわゆる自分でも気づいていない深層心理というやつで、悩みの本当の正体を探るカギとなるものなのです。
さて、この次が3番目のステップです。
先ほどの最後に絞り出した数個の心の声に共通する、「自分は〇〇であるべき」という自分の深層心理に染み付いた理想像を炙り出します。
ここで大事なのは、この「自分は〇〇であるべき」というのを声に出して言うことです。
声に出して言うと、その仮説が合っているとアハ体験的な感じで、「なんだ。自分はこんな理想像を持っていたのか」としっくり来るようです。
そして自分がしがみついていた理想像を客観的に認識できると、それを手放すことができます。
それが4番目のステップの正しい行動を考えるということです。
「世界中の億万長者がたどりつく心の授業」はAmazon Prime Reading対象です
「世界中の億万長者がたどりつく心の授業」は
- 悩んでいる人が心を軽くし、いますべきことをはっきりさせる
ための行動のヒントが記されている本です。
しかも2020年4月時点では、Amazonプライム会員なら無料で読める「Prime Reading」というサービスの対象です。
Amazonプライム会員でない人も、30日間の無料トライアルができます。
無料トライアルが終了したあとは、月額500円または年額4,900円のプランを選べます。
もちろん無料トライアルの期間だけで解約しても解約金は発生しませんよ。
関連記事です。
同じくPrime Readingで読んだ「自分の頭で考えて動く部下の育て方」という本です。
小説のレビューもしています。山本周五郎の名作「ながい坂」です。
映画のレビューもどうぞ。リチャード・リンクレイター監督の「6才のボクが、大人になるまで。」です。
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