2019年10月1日から消費税が10%に上がり、緩和措置としてキャッシュレス決済には一部金額を還元するというサービスが始まりました。
さて、このキャッシュレス決済で還元されるというお金は、いったいどういう形で付与されるのでしょうか。

口座に振り込まれるの?支払うときに金額が割引になってるの?

どのタイミングで還元されるのかしら
この記事ではクレジットカードの一つ「楽天カード」を使用したときのキャッシュレス還元方法を解説します。
要点を簡潔にまとめると次のような感じです。
- 楽天ポイントとして受け取る(期間限定ポイントではなく通常ポイント)
- 利用した翌々月22日頃にポイントが付与される
- 上限は月15,000ポイント
- 受け取ったポイントは楽天e-NAVIか楽天PointClubで確認できる
楽天Edyを利用したときのキャッシュレス還元についてはこちらの記事にまとめてあります。
楽天ペイを利用したときのキャッシュレス還元についてはこちらの記事にまとめてあります。
キャッシュレス決済の還元キャンペーンの基本をおさらい
キャッシュレス還元キャンペーンの期間
期間は2019年10月1日~2020年6月30日までです。
ただし、2020年6月30日という期限はあくまで「予定」です。
こちらのニュース記事によると、最初の2週間で1日平均10億円が利用者に還元されたとのこと。
2019年10月1日~2020年3月31日までの日数183日×10億円という単純計算で1830億円が必要となりますので、2019年度予算での財源1786億円を軽くオーバーしてしまいます。

2020年6月30日の期限を待たずしてキャンペーンが終了する可能性は十分あるね
キャッシュレス決済の還元率
お店を運営している事業者の規模によって、購入金額の2%または5%が還元されます。
個人経営の商店の場合は5%、コンビニなど大手チェーンのフランチャイズ店だと2%還元になります。
店頭やレジに下のようなロゴが掲げられているはずです。
またオンラインショップでも、対象となるショップではウェブページにロゴが掲載されています。

これだったらパッと見で何%還元になるのかわかるな
※画像はほくせんカードのウェブサイトより
キャッシュレス還元の対象サービス

でもキャッシュレス還元を受け取るには、PayPayみたいなスマホでピッとするやつが必要なんでしょ?
安心してください。
冒頭にも書きましたが、キャッシュレス決済とは「現金を使わない決済」です。
PayPayのようにスマホでQRコードを読み取るタイプだけでなく、スイカやパスモなどの電子マネー、普段使っているクレジットカードなんかも対象です。
キャッシュレス決済の分類
- クレジットカード
- デビットカード
- 電子マネー
- パスモ、スイカ、楽天Edyなど
- QRコード決済
- PayPay、LINEPay、楽天ペイなど
一般的なクレジットカードや電子マネーはすべて対象かと思いますが、気になる方は経済産業省の特設ページで検索できますので、そちらをご覧ください。
楽天カード利用でのキャッシュレス還元は楽天ポイント
楽天カードを利用した場合、キャッシュレス還元は楽天スーパーポイントで受け取ります。
期間限定ポイントではなく通常ポイント
楽天スーパーポイントには通常ポイントと期間限定ポイントの2種類ありますが、キャッシュレス還元は通常ポイントで受け取ることができます。
通常ポイントの有効期限は「最後にポイントを獲得してから1年後」ですので、楽天カードを日常的に使う人であれば実質無期限です。
楽天SPU(ポイントアッププログラム)のように期間限定ポイントではないため、有効期限を気にしないで済むというのは安心です。

期間限定ポイントは使い道に困るときがあるんだよなあ。
でも今回は通常ポイントで還元なので安心!
利用の翌々月22日頃に付与
還元される楽天ポイントは、カード利用の翌々月22日頃に付与されます。
つまり2019年10月にカード利用した分は、2019年12月22日頃にポイントが付与されるということです。
通常の楽天カード利用によるポイントとは別
楽天カードでは通常、カード利用金額の1%のポイントがつきます。
今回のキャッシュレス還元でもらえる楽天ポイントは、通常カードを利用したときに受け取るポイントとは別に付与されます。
たとえば10月にキャッシュレス還元5%のお店で1万円分の商品を楽天カードで購入したとしましょう。
- まず楽天カードの支払いは翌月27日ですので、11月27日にクレジットカードに登録してある銀行口座から1万円が引き落とされます。
- 通常のカード利用による楽天ポイントは翌月15日に付与されるので、1万円×1%=100ポイントが12月15日に付与されます。
- キャッシュレス決済のポイント還元はカード利用の翌々月22日ですので、1万円×5%=500ポイントが12月22日に付与されます。
上限は毎月15,000ポイント
キャッシュレス決済での還元には毎月15,000ポイントという上限があります。
つまり、すべて5%還元の場合でカード利用30万円以上の場合は上限を超えてしまいます。
なお上限金額まで到達しなかったからといって、余った枠を翌月に持ち越すことはできません。
楽天カード利用でのキャッシュレス還元の対象外サービス
すべてのカード利用で還元されるわけではありません。
- キャッシング
- ETC利用
- 海外での利用
- 株や投資信託など有価証券の購入
などはキャッシュレス還元の対象外です。
キャッシュレス還元で付与された楽天ポイントの確認方法
「楽天e-NAVI」か「楽天PointClub」で確認できます。
楽天e-NAVIの場合
楽天e-NAVIでは、2019年12月初旬以降に「キャッシュレスポイントのご案内」というメニューが追加される予定です。
楽天e-NAVIにログインすると次のような画面が開きます。
ここで黄色の丸で囲んだ「キャッシュレス還元ポイントのご案内」をクリックします。
すると次のようなページに移り、対象月のキャッシュレス還元ポイントの総額と明細の両方が確認できます。
楽天PointClubの場合
楽天PointClubでは、ポイント実績のメニューで「キャッシュレス還元ポイント〇月分」としてまとめて表示されるようです。
明細を確認したい場合は楽天e-NAVIを確認しましょう。
楽天カード利用でのキャッシュレス還元まとめ
楽天カードを利用した場合のキャッシュレス還元について簡潔にまとめると次のような感じです。
- 楽天ポイントとして受け取る(期間限定ポイントではなく通常ポイント)
- 利用した翌々月22日頃にポイントが付与される
- 上限は月15,000ポイント
- 受け取ったポイントは楽天e-NAVIか楽天PointClubで確認できる
楽天Edyを利用したときのキャッシュレス還元についてはこちらの記事にまとめてあります。
楽天ペイを利用したときのキャッシュレス還元についてはこちらの記事にまとめてあります。
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