メーカー地方勤務で得られた経験【技術系総合職の3年間】

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以前、地方配属や転勤は出世に必要なのかという記事で、大企業5社の社長さんには地方勤務経験があるのかを調査した結果を報告しました。

地方配属・転勤は出世に必要なのか?【メーカーの場合】
大企業で出世するためには地方勤務が本当に必要なのでしょうか?日本の名だたる大手メーカー5社の社長の経歴を調査してみました。

 

今回は生の体験談をということで、とあるメーカーに技術系で新卒入社した筆者が、入社後1か月で配属された地方工場で3年目までに得られた経験と得られなかった経験をまとめました。

 

ちなみにオフショット編として、地方勤務中の婚活奮闘記もありますのでぜひご覧ください。

 

それではどうぞ!

 

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メーカー技術職が地方勤務で得たもの①:現場経験

まずは現場経験ですね。

このために現場(工場)に配属されているわけですから当然といえば当然です。

 

「現場経験」と一口に言ってもなかなかイメージがつかない人もいるかもしれませんが、もう少し具体的にすると次のようなことです。

 

  • 原料が製品になるまでに、どんな設備をどんな条件(温度とか)で経ているのか。
  • そのプロセスの中にある技術的な原理原則(=教科書に載っていること)と、実際の操業での微妙なノウハウ(=教科書には載っていないこと)。
  • それぞれの工程にどれだけの人やどれだけの時間がかかっているのか。
  • どんな設備やどんな行為が危険なのか。

 

この「現場経験」を学ぶために、技術系でメーカーに入社した新卒は工場に配属されることが多いです。

工場での現場実習の体験をこちらの記事で赤裸々に語っていますので、ぜひご覧ください。

 

「安全」の重要性

特に最後の「どんな設備やどんな行為が危険なのか」や、そもそも安全に生産することがいかに大事なことなのかは、実際に現場で働いてみないとわかりません。

 

誰かがケガをしたときの家族や同僚のショック、警察や監督機関の調査対応、是正措置がとられるまでの操業停止など、安全を軽視したときのリスクの大きさは現場経験がない人間にはなかなか腹落ちできないと思います。

 

そしてそれは製造業でマネジメント層に行きたいと思っている人にとっては、致命的なハンデではないでしょうか。

 

数字の奥にある現実

生産管理の仕事をしていると、たとえば本社への月次操業報告などを作成することがあります。

報告書では、生産量が何個とか、製品を1個作るのにかかった費用が何円とか、これらが予算と比較してどうして上がったのか下がったのかとかを書きます。

 

そんなことをしていると、報告書に書かれた数字から現場の操業がうまくいっているのかや、どこに問題点があるのかが読み取れるようになってきます。

 

また実際の設備や作業を知っているので、なにかプロセスを改善しようとしたときに、どれくらいの金額や時間の投資になるのかのイメージもつきます。

 

このような経験は、例えば海外工場の立ち上げを計画したり、出資先の子会社の操業報告を読んだりといった、もう一つ上のステージの仕事に活きる経験と言えそうです。

(地方に在住して勤務しないと得ることができないかという点とは別問題ですが…)

 

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メーカー技術職が地方勤務で得たもの②:管理経験

誤解を恐れず言うのなら、多くの会社では大学や大学院を卒業して工場に配属された人間(総合職)はいわゆるエリートとして扱われます。

配属してある程度基礎を学んだら、若くして部下を持つようになります。

 

地元の高校を卒業した人など、現地で採用された人たちの上司として、作業の指示をしたり安全な作業環境を整えたり、場合によっては人事考課なんかも行ないます。

 

高校を卒業してこの道一筋30年のベテラン作業員に作業指示を出したり、自分の父親より年上の人でも危ない作業をしていたらきちんと叱ったり、東京のオフィスではなかなか得ることのできない経験です。

 

偉くなって人の上に立つことを志向するのであれば、人に指示するという経験は不可欠です。

そんな経験を(強制的にですが…)若くして積むことができるのは、東京のオフィスでは得にくいのではないでしょうか。

 

この件については筆者も非常に苦労しました。

うまくできたとは到底言えませんが、この経験もいずれ記事にしたいと思います。

 

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地方勤務で得られなかったもの①:最新の情報

インターネットで多くの情報が得られるようになった時代ですが、最新の情報とか業界のトレンドや空気感といったものは、なかなか地方の現場には流れてきません。

 

やはりそういった最新の情報やトレンドといったものは人が集まる場所に集まってきます。

それは情報チャネルの数が都会と田舎では圧倒的に違うからです。

 

かたや寮と会社を自家用車で通退勤。寮で話すのは当然会社の人。

休日に町(町といってもショッピングモールのある程度)まで行くのにも車で30分。

 

かたや学会や勉強会がそこらで開かれている。

異業種の友人や最先端のサービスに接触する機会も多い。

 

差は歴然ですよね。

 

筆者もGoogleアラートで登録したキーワードのネット記事を収集したり、Twitterで情報収集したり努力をしていなかったわけではありませんが、物理的な距離のハンデがあることは認めざるをえません。

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地方勤務で得られなかったもの②:俯瞰的な視点

これは人によるのかもしれませんが、生産管理の仕事で求められるのは、

  • 安全に
  • 予算で掲げた生産量を
  • できるだけ安く

達成することです。

 

しかし、それはそう簡単にいくものでもなく、大小なにかしらのトラブルが日々起きます。

 

生産管理の仕事では、そんなトラブルに次々対処していく、目の前の操業に集中した日々を過ごしがちです。

朝から一日トラブル続きで、ふぅーっと息をついて座ったのが定時をとっくに過ぎているなんてことも稀にあります。

 

そんな状況では、たとえば自社の事業が置かれた環境の変化なんかに思考をめぐらす余裕はありません。

 

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地方勤務で得られるもの(番外編):新たな趣味

例えば海の近くだったら釣りにはまったり、あるいは温泉地の近くだったら温泉巡りにはまったり、都会暮らしではなかなかできないことを趣味にできます。

 

ちなみに筆者はゴルフが好きになりました。

最初は「ゴルフなんておっさんのスポーツ」とバカにしていましたが、緑の中でクリーンヒットしたときの気持ちよさが好きになりました。

首都圏だと練習場もコースも高いので始めていなかったと思います。

 

地方配属・地方転勤となってしまったみなさんも、せっかくなのでおもしろそうなことや初体験のことにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

 

地方・田舎での休日の過ごし方についてまとめた記事もあります。

 

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地方勤務で得られる経験・得られない経験のまとめ

地方勤務というか工場勤務で得られる経験で最も大きいのは次の2つだと思います。

  • 安全な操業について理解を深めること
  • 部下を指導する経験を持つこと

 

これらは製造業の会社で管理職を目指していくのであれば必須な経験ではないでしょうか。

 

一方で最新の情報なんかには疎くなるので、いずれは起業して独立するんだというマインドの人は、相当意識高く情報収集に励む必要がありますね。

 

 

工場での現場実習の体験についてはこちらの記事で赤裸々に語っていますので、ぜひご覧ください。

 

新入社員時代の給料も公開しています。

 

同じ工場で生産管理の仕事をした経験もまとめてあります。

 

地方勤務中の婚活奮闘記もあります。

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