筆者は楽天カードのヘビーユーザーです。
いくつかクレカを持っていますが、楽天カードをメインのカードにして使っています。
またスマホも楽天モバイルで契約していますし、旅行のホテル予約は楽天トラベル、本も楽天ブックスで購入することが多いなど、楽天経済圏に浸かっていると言っても過言ではないでしょう。
※楽天モバイルに乗り換えたときの感想を綴った記事です。

実は、というほどシークレットな情報ではないですが、楽天カードには通常カードの上に、「ゴールドカード」と「プレミアムカード」という2種類の上級カードがあります。
楽天市場で買い物をするときにいつも「ゴールドカードでポイントアップ+2倍」という表示が気にはなっていたのですが、「年会費払わないいといけないしな…」ということでスルーしてきました。
まあしかし今宵は年末で暇ですし…ということで簡単に比較してまとめてみました。
結論から言いますとこんな感じです。
- 楽天ゴールドカードは楽天市場で年間11万円(月9,167円)以上使うのであれば利用するメリットあり
- 楽天ふるさと納税の利用でもOK
- なので思ったほどハードルは高くなく、ゴールドカードのほうがお得な人も多いはず!
- 年収500万円の人で損益分岐点の目安は月5000円程度
楽天ゴールドカードのメリット・デメリット(楽天カードとの比較)
年会費の元を取るには楽天市場で年間11万円使う必要あり
楽天カードは年会費が永年無料ですが、楽天ゴールドカードは年会費が2,200円(税込)かかります。
一方で、楽天カードで買い物をすると還元率は通常1%ですが、楽天市場ではさらに2%がプラスされて、合計3%の還元になります。
つまり、1万円の商品を購入すると300ポイント(=300円相当)をゲットできます。
これが楽天カードではなく楽天ゴールドカードを使った場合、通常の還元率は1%で変わらないのですが、楽天市場でのポイント追加分が4%に増えるので、楽天市場では合計5%の還元になります。
つまり、1万円の商品を購入すると500ポイント(=500円相当)をゲットできます。
※あくまで楽天市場で買い物をした場合です。普通の街中でクレジットカードを使った場合は、楽天カードも楽天ゴールドカードも還元率は1%で同じです。
いったんまとめますと、
ということになります。
年間2,200円の出費を2%のポイントアップで回収しようと思うと、2200÷2%=11万円の消費が必要です。
楽天市場で年間11万円の買い物をした場合、楽天カードの場合はポイント3%なので3,300ポイント獲得できますが、楽天ゴールドカードの場合は5%還元なので5,500ポイント獲得となり、差分の2,200ポイントが年会費2,200円相当という計算です。
楽天ゴールドカードでのポイントアップ分は期間限定ポイントなので注意!
ただしここで注意点があります。
楽天ゴールドカードでのポイントアップ分(2%分)は使用できる期限が決まっている期間限定ポイントということです。
※正確には通常の楽天カードで還元される3%分のうち、2%は期限のない通常ポイントなのですが1%分は期間限定ポイントです。楽天ゴールドカードでさらに追加還元される2%は期間限定ポイントなので、5%のうち2%が通常ポイント、3%が期間限定ポイントになります。
今回の場合ですと、期間限定ポイントの有効期限は約1か月(付与された翌月末日まで)ということになります。
つまり1か月に11万円使用した場合、獲得した5,500ポイントのうち3,300ポイントは約1か月で失効してしまいます。
ポイントを失わないために本来は必要ないものを購入するのは本末転倒です。
11万円に加えて、さらに3,300円相当の必要出費がある場合に初めて「ゴールドカードのほうがお得」と言えるのではないでしょうか。
つまり楽天ゴールドカードに切替える目安としては、
というのが一つの目安となりそうです。
ちなみにこの期間限定ポイントの付与上限は月5,000ポイントなので、1か月で10万円以上使う見込みがある人はご注意ください。楽天プレミアムカードは上限が月15,000ポイントになります。
その他の比較項目(楽天ゴールドカードvs楽天カード)
その他の項目についてはざっとまとめてしまいます。
あまりインパクトはないと思いますので、興味がなかったら読み飛ばしてください。
楽天ゴールドカードはETCカードが永年無料
楽天ゴールドカードにすると、通常年会費550円(税込)のETCカードが無料で作れます。
ただしPointClubの会員ランクがプラチナorダイヤモンドの人は、楽天カードのままでもETCカードが無料で使えます。
というわけで、正直あまり大きなメリットとは言えなさそうです。。
ちなみに会員ランクは毎月更新ですが、プラチナのステータスを獲得するには「過去6か月で2000ポイント以上かつ15回以上ポイントを獲得」という条件が必要です。
「過去6か月で」なのでさほど難しくはありません。
楽天ゴールドカードはアメックスが選択不可能
楽天カードは
- VISA
- Mastercard
- JCB
- American Express
の4種類から選ぶことができますが、楽天ゴールドカードはAmerican Expressは選べません。
また楽天カードはお買い物パンダとかFCバルセロナのデザインのカードも選べましたが、ゴールドカードは1種類のデザインのみです。
海外旅行保険の補償内容は楽天ゴールドカードでも同じ
クレジットカードで航空券や旅行ツアーを購入したときに付帯する旅行保険も両者まったく同じです。
ちなみにどちらも海外旅行のみです。
プレミアムカードになると国内旅行も保険が付帯されます。
国内空港とハワイ・仁川空港のラウンジが年2回使用可能
ゴールドカードにすると羽田・成田・伊丹・関空などの主要空港のラウンジが年2回無料で使えます。
海外もハワイと仁川空港のみ使えるようです。
楽天ふるさと納税を活用すれば楽天ゴールドカードのメリットあり!?
損益分岐点はわかったけど、ぶっちゃけ実際にそんなに使うのかよ?という問題があります。
街中でのクレジットカード利用も含めたら全然難しくはないと思うのですが、そうではなく「楽天市場」での買い物で年間12万円です。
楽天市場での購入履歴を確認して1年間の購入金額をまずは確認しよう
まずは自分が1年間でどれくらいの金額を楽天市場で使ったのか確認しましょう。
楽天市場のページにアクセスし、右上のログインボタンからログインしましょう。
画面右上、先ほどのログインボタンがあった位置のさらに上に「購入履歴」というボタンがあるので、そこをクリックしましょう。
すると下のような画面に移ります。
オレンジ色の四角で囲んだように、「購入時期」の欄を指定してあげれば任意の時期の購入履歴のみ表示させることができます。
さて、ここからが残念なのですが、購入金額の合計を算出するには各商品の単価(複数購入した場合は単価×個数)を足し合わせてあげないといけません。。
残念なことに購入履歴をcsvで出力というような機能はありません。
javascriptとかできるのであれば、ちょちょいと集計できるのかもしれません。
面倒ですが足し算とかけ算をがんばりましょう。
楽天ふるさと納税で効率よく楽天ポイントを獲得・消費しよう
さてさて、楽天市場での購入金額をぐぐっとアップさせるために有効活用できるのが楽天ふるさと納税です。
もうすっかり世の中に浸透したふるさと納税制度ですが、実は楽天市場からふるさと納税できる「楽天ふるさと納税」という仕組みがあります。
あたかも楽天市場で商品を購入するかのように、寄付する自治体を選んでふるさと納税ができます。
ふるさと納税の上限金額(正確には実質負担2,000円で寄付できる”お得な範囲”の上限額)は、年収や家族構成によって異なるのですが、いろんなサイトでおおよその目安を計算できます。
たとえば総務省の特設ページには年収×世帯構成の早見表が載っていますし、楽天ふるさと納税のシミュレーターでは自身の年収等を入力すると寄付金額上限を教えてくれます。
ちなみにふるさと納税での年収は、その年(1~12月)の見込み年収です。
先ほどの総務省の特設ページによると、年収500万円(額面)の独身または共働きの場合、寄付上限金額は年間61,000円です。
つまり損益分岐点目安の年間12万円のうち半分以上をふるさと納税で達成することができるのです。
年収775万円(独身または共働き)でふるさと納税の上限が124,000円ですので、年収775万円以上の人はふるさと納税だけで損益分岐点の12万円を超えることができますよ。
ふるさと納税をした残りの金額を楽天市場で使えるか考えよう
たとえば年収500万円の場合、ふるさと納税をした残りの金額が約6万円です。
この6万円を楽天市場で1年間で使う見込みがあるか、最初に確認した自分の購入履歴を元に考えましょう。
年6万円というと月5,000円です。
シャンプーや洗剤などの日用品、水やビールなど重たい飲料品のまとめ買い、本など、月5000円相当の買い物をする人はけっこういるのではないでしょうか。
楽天ゴールドカードへの切り替えキャンペーン
せっかく楽天ゴールドカードへ切り替えるのであれば、お得なキャンペーンが実施されているときが良いことに間違いはありません。
2019年12月時点ではゴールドカード切替+カード利用で5,000ポイントのプレゼントキャンペーンを実施しています。
時期によっては10,000ポイントがプレゼントされることもありますので、今すぐじゃなくていいという人は無理しなくていいかもしれません。
管理人は楽天ゴールドカードに切替えるのか?
あまり興味はないかもしれませんが…記事の公平性の観点から書いておきます笑
結論から言うと、「今の時点では切替えない」です。
理由は単純明快でして、「ふるさと納税額を差し引いた金額分を、今の状態では楽天市場で使わなさそう」だからです。
しかし、ここで「今の時点では」をあえてつけたのには理由があります。
現在、管理人は結婚しているものの仕事の都合で会社の寮で生活しており、自炊をすることがありません。
しかし2020年には妻と同居する予定ですので、生活様式すなわち楽天市場で買い物をどれくらい買い物をするかも大きく変わる可能性があります。
楽天市場でよく買い物をすることになりそうなときは、速やかにゴールドカードに切替える予定です。
なのでふるさと納税も年の初めにはやらずに、妻と同居を始めてある程度生活の見込みがたってから実施します。
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