【語学の勉強が挫折するワケ】行動科学でスペイン語学習を習慣化。『続ける技術』の実践編!

語学・資格
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先日、こんな記事を書いた。

なぜ英会話もダイエットも挫折するのか?行動科学で解明
筋トレ、ダイエット、英会話、貯金、禁煙etc... どれも三日坊主で自分がイヤになってませんか?続かないのは「続ける技術」を知らないからです。科学的な「続ける技術」を知って習慣化しましょう。

 

  • 「TOEICがんばるぞ!」って意気込んでいたのに、いつの間にか帰宅後テレビをだらだら見る生活になってたりだとか、
  • 「ダイエットしよう!」と決意したはずなのに、つい甘いものに手を伸ばしたりだとか、

やりたいと思って始めた行動がなぜか続かない原因を行動科学の視点から分析し、どうやったら続けられる確率が上がるのかをまとめた記事だ。

 

詳細は記事を読んでほしいが、めんどくさい人のために要点を15秒でわかるようにまとめるとこんな感じだ。

  • すぐに挫折してしまうことに意志の強さは関係ない。続け方がわからないだけ。
  • まずは続けたい行動をもっと具体的にしよう。数値を使って、客観的に達成度が測れるくらいまで。
  • 続けたい行動を邪魔する行動(ライバル行動)が何なのかも自分に問いかけよう。
  • 行動そのものだけではなく、行動が発生する条件行動のハードルをコントロールすることを考えよう。

 

ちなみにこの「続ける技術」は石田亨さんの本の内容をまとめたものだ。


 

さっと読みたいときはマンガ版がおすすめである


 

 

さて、先ほどの記事では、実は末尾にこんなことを書いている。

さて、本を読むだけではいけません。

ということで実践編の記事を近日公開します。

以前から取り組もうと思って挫折してきた「スペイン語学習」を取り上げようと思います。

 

というわけで、今回は

「続ける技術」実践編 ~スペイン語学習にチャレンジ~

ということで、スペイン語学習を続ける仕組みづくりに取り組んだ記録を書き記す。

 

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なぜスペイン語学習なのか?

「なぜスペイン語学習なのか?」

「本当にやりたいのか?」

この問いかけが大事だ。

 

なぜなら「うーん、別にそれほどやりたいわけじゃないんだけど…」ってことは、当たり前だが続けるのが難しい。

 

まず筆者が置かれた状況を確認する。

  • 大手メーカー勤務の技術系総合職
  • 年齢は20代後半
  • 海外勤務経験なし
  • 一度は海外勤務を経験したい
  • 英語はできる(ビジネスで使えるかは不明だがTOEICは900点超え)
  • 大学時代の第2外国語はスペイン語ではない
  • いまの会社に定年までいるつもりはない

 

つまり

スキルアップのために、今ある英語力に加えてスペイン語力と海外勤務経験を手に入れたい

のである。

 

しかもそれは早いほうがよい

なぜなら

  • 記憶力は加齢とともに低下するのは明らかであり、若いうちのほうが語学習得の時間対効果は高いうえに、
  • 次のステップ(転職や独立)に進むという選択肢を早い段階で持ちたい

からだ。

 

 

それではなぜスペイン語なのだろうか?

 

これは社内事情に関係する。

筆者の現在の部門で若手技術者が海外勤務をする場合、英語圏に行く人が6割、スペイン語圏が3割、その他が残り1割といった感じだ。

 

つまり単純に、弊社の場合は英語圏かスペイン語圏に行く人が多いということである。

 

そのような状況下でしっかりスペイン語を勉強して結果を残すことで、年に1回の人事面談で「海外に行きたいです」と希望を伝えるだけよりは、はるかに海外駐在の可能性を高くすると信じたい。

 

しかもスペイン語圏は中南米の国が多く、ハードシップと言われる赴任地手当が高額な場合が多い。

もちろん高額なハードシップは生活の苦労ゆえの対価なのだろうが、若いうちに年収をかさ増しして投資の種銭を増やしたいという目論見もある。

 

 

このような下心満開な理由もあるが、マジメな理由ももちろんある。

 

社会人になって数年がたち、新しいことを一から学ぶということを最近しなくなったと感じており、久しぶりに新しい経験をして頭の体操をしたいというのが一点。

あとは普通に、語学ができると現地に行ったときに赴任初期からビジネスに注力でき、限られた赴任期間で成果を発揮できるチャンスが増えるということである。

 

まとめよう。

筆者がスペイン語を勉強しようと思った理由は以下の通りである。

  • 海外駐在を実現する可能性を高くする
    • 海外駐在を希望するのは、海外勤務経験・英語力・スペイン語力などスキルアップが期待できるから
    • ハードシップによる年収アップも期待できる
  • 語学学習の時間対効果を考えると、20代の今がラストチャンス

 

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目標設定

記事でも述べたが、目標とそれを実現するための行動は「MORSの原則」にのっとって設定しなくてはならない。

つまり客観的かつ測定可能な指標で、具体的な行動を設定してやる必要があるのだ。

MORSとは

  • Measurable:測定できる
  • Observable:観察できる
  • Reliable:信頼できる
  • Specific:明確である

の頭文字のことです

 

ラストゴール

ラストゴールは文字通り最終的なゴールのことだ。

スペイン語圏駐在中にビジネスレベルのスペイン語を使えるようになることが目標だが、いつ駐在するかわからないし、そもそも駐在できるかもわからない。

つまりMORSの法則のMeasurableもObservableも満たしていないと言える。

 

そこで、あまり遠い時点を目標にしてもイメージがつかないと思ったので、これから約1年後の2020年末での目標をとりあえず立てることにした。

 

スペイン語の客観的な指標の一つにDELEというテストがある。

指標としてのDELEの優位性は、日本でDELE試験を実施している団体であるセルバンテス文化センターのホームページに記載されている通りだ。

DELE受験の6つのメリット

  1. 日本で唯一の公認資格
    DELEスペイン語検定はスペイン教育・職業訓練省が発行、スペイン国外ではインスティトゥト・セルバンテス東京が運営実施する、権威ある公認の資格のスペイン語の検定試験です。
  2. スペイン語のグローバルスタンダード
    DELEスペイン語検定は欧州評議会の定める語学力評価基準に基くスペイン語運用能力テストのグローバルスタンダードとなっています。DELEスペイン語検定は、海外でのスペイン語能力の証明に、世界どこででも通用するものです。
  3. 留学?就職?高まる重要性
    スペインはもとよりスペイン語圏諸国では留学、就職の際に入試優遇やスペイン語知識試験免除、学内単位認定、海外派遣選考の目安などとなっています。年々海外での就職や留学が増える中、国内外でDELEの重要性はますます高まっています。
  4. 国内での利点
    日本国内でもスペイン語授業の単位として認められる大学があります。また、多くの企業で資格要件になっています。
  5. 一生モノの資格です
    DELEスペイン語検定に有効期限はありません。一度取得したら生涯更新の必要がない、終身資格です。スペイン語能力が充分である証明として永久活用できます。
  6. DELEスペイン語検定 = コミュニケーション力
    「読む」「聞く」「書く」に加えて「話す」を重視するDELEスペイン語検定は、実際のコミュニケーションに必要な能力を測定します。つまり、DELEスペイン語検定取得イコールスペイン語でコミュニケーションができるという実践的な証明になるのです。
DELEスペイン語検定について. セルバンテス文化センター東京.
インスティトゥト・セルバンテスはスペイン教育科学省が設立した文化機関です。スペイン語教室のほか、スペイン語圏の文化を紹介するイベントを随時行っております。

 

このDELEの試験にはA1~C2まで6つのレベルがある。

QUICK GLOBAL MEXICOというサイトに、DELEのレベルとTOEICなど日本人に馴染み深い英語の試験のスコアの比較目安があったので引用しよう。

表のCEFRというのがDELEと対応するようだ。

 

この他にもいろいろなサイトを見たが、「スペイン語をビジネスで使えます」と言えるのはB2レベル以上のようだった。

たしかにTOEICスコアの目安が785~944なので、まあそんな感じかなという気がする。

 

つまり最終的には赴任中にB2レベル以上に到達することが目標となる。

そして日本にいるうちに、まずはその1つ下のB1レベルを目指すことにする。

目標:2020年中にDELE試験でB1レベルに合格する

 

スモールゴール

いきなり先ほどのような目標は達成できない。

何事もマイルストーンの設定が必要だ。

かのデカルトも「困難は分割せよ」と言っている。

 

調べたところ、DELEの試験は5月・7月・11月の年に3回やっているようだ。

 

ちょうどいい。

筆者はいまB1レベルまで3ステップのところにいる。

 

小目標1: 2020年5月試験でDELEのA1合格
小目標2: 2020年7月試験でDELEのA2合格
最終目標: 2020年11月試験でDELEのB1合格

というマイルストーンにする。

ちなみに申し込み締め切りは試験日の約2か月前だ。

 

5月試験~7月試験までは2か月しかなく、この間にA1レベルからA2レベルに上げるのがおそらく最も難しいだろう。

5月試験時に余裕を持って合格するくらいのペースで勉強しなければならまい。

 

行動目標

さて向かう先は決まったが、具体的に何をどう勉強すればよいのかは決まっていない。

 

これまでの英語学習の経験と試験の出題形式から考えてみる。

 

まず基本的な文法の学習と単語力は必須だ。

経験上、基本的な文法を知っていることは後々の語学力の伸びに欠かせない。

 

また単語を知らないと読めない・書けないだけではない。

知らない単語は聞き取れないし、話せないのだ。

よって単語力の強化もまず初めに取り組むべきことだ。

 

 

受験英語やTOEICの試験とDELEが異なるのは、A1レベルからスピーキングのテストがあることだ。

 

これは対策必須である。

 

会社の福利厚生制度を調べたところ、幸いにもSpanish Onlineというオンライン会話レッスンの受講料の補助があるので、とりあえずはスピーキングにはこれを活用したい。

 

しかし、文法も単語もちんぷんかんぷんのような状態でレッスンを受けても効果は低い。

自分のできなさに失望してモチベーションが低下する様子も想像できる。

さらに今年の12月は珍しく出張が立て続けにあり、家にあまりいないことが予想される。

 

よって戦略としては

  • 11月、12月は基本的な文法と単語を固める
  • 12月末か1月初めにDELEの過去問を解いてみて、立ち位置を確認する
  • 1月からSpanish Onlineでスピーキング対策も開始する

とすることにした。

 

そしてWeb上での調査と書店での確認から、文法書と単語帳の1冊目としてそれぞれ次の参考書を購入した。

基本的な文法と単語力を固めるために、

  • 12月末までに文法書と単語帳をそれぞれ2周すること
  • そのためにどんなに忙しくても2日に1回は机に向かってスペイン語の勉強をすること

を行動目標にする。



 

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ゴールの公開

自分で定めた行動を守るためには、家族や友人に話したりSNSで公開することが有効だ。

「今日はサボってもいいかな」と思ったときに、「Twitterであんな大々的に言っちゃったし、これでサボったらさすがに恥ずかしいわ」って歯止めをかけるためだ。

 

ということでTwitterで宣言ツイートをした。

 

 

途中経過もTwitterやブログで行っていく予定である。

 

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行動のチェックとメジャーメント

決めた行動をちゃんと継続しているかチェックすること、そしてそれを可視化することも大切だ。

 

私の当面の行動目標は「2日に1回の勉強」と「2か月間でテキスト2周」である。

 

まずは、机の上の目立つ場所に、毎日勉強したかどうかの〇×と勉強時間を記入する用紙を置くことにした。

ただの裏紙だとそのうちなくすかもしれないと思ったので、カラーの便箋を使用することにした。

 

勉強時間は集計して、そのうちツイッターやブログで発信したいと考えている。

 

また、これは昔から実践していることだが、テキストの目次の横に取り組んだ日付を記入することで、残り何日必要かが視覚的にわかるようにするつもりである。

 

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コミットメント(自分との契約)

継続するパワーをさらに強くするには、自分でアメとムチを用意するとよい。

 

ムチの設定は、たとえば「募金」とか「強制的に貯金」とかの「嫌だけどイイこと」だった場合、「まあ悪いことしてるわけじゃないし」というようにあまりムチとしての効果が出なくなってしまうので注意が必要である。

 

このことを踏まえて設定したアメとムチは以下の通りだ。

  • アメ
    • 勉強した日はアイスを食べるかお酒を飲んでよい
    • 2日に1回勉強を1か月間継続できたら、チリワインを1本買ってよい(スペイン語だけに)
  • ムチ
    • 月~土で勉強した日が2日以下のときは日曜日に30分以上走る(雨の日でも)

ランニングは健康にいいのでムチになるかどうかとも思ったが、これから日に日に寒くなり外に出るのが億劫になる時期なので罰にはよいだろうということで設定した。

 

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行動リサーチ

行動を継続するためには、予想されるライバル行動を想定することがとても重要である。

 

まず勉強する時間帯は

  • 起床後から出勤前までの間
  • 仕事から帰宅後

の2つが想定される。

 

このうち前者の時間帯でハードルとなりそうなのは次の3つだ。

  • 残業などで前日の就寝が遅くなり、起床時間が遅くなる
  • 朝、寒くて布団から出られない
  • 起床後スマホなどをだらだらと見てしまう

 

一方、後者の時間帯でハードルになりそうなのは次の通りである。

  • 残業などで疲れて勉強する体力・気力がない
  • 食事をしたら眠くなってしまう
  • スマホやテレビを見てだらだら過ごす

 

記事でも述べたが、不足行動を増やすためには「行動のヘルプを増やす」ことと「行動のハードルを低くする」ことが重要だ。

 

そこで以下のルールを設けて、守るように心がけることとする。

  • 勉強は基本的に朝の時間帯に行う
    • 仕事から帰宅後だと疲れてできない場合がある
  • 起床して顔を洗ったら、まず机に向かう
    • 出勤の1時間半前に起床する(45分~1時間の勉強時間を確保)
  • 机にはスペイン語のテキストとノートを常に準備しておく
  • 帰宅後は食事をとる前に机に向かって勉強する

 

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まとめ

まずスペイン語を勉強する理由は次の通り。

  • 海外駐在を実現する可能性を高くする
    • 海外駐在を希望するのは、海外勤務経験・英語力・スペイン語力などスキルアップが期待できるから
    • ハードシップによる年収アップも期待できる
  • 語学学習の時間対効果を考えると、20代の今がラストチャンス

 

そしてスペイン語学習の当面のゴールを次のように設定した。

  • 2020年11月試験でDELEのB1合格
    • ステップ1:2020年5月試験でDELEのA1合格
    • ステップ2:2020年7月試験でDELEのA2合格

 

このゴールを達成するための戦略として

  • 11月、12月は基本的な文法と単語を固める
  • 12月末か1月初めにDELEの過去問を解いてみて、立ち位置を確認する
  • 1月からSpanish Onlineでスピーキング対策も開始する

とすることとし、この達成のための行動目標として以下を設定した。

  • 12月末までに文法書と単語帳をそれぞれ2周すること
  • そのためにどんなに忙しくても2日に1回は机に向かってスペイン語の勉強をすること

 

さらに、上記行動を継続する確率を上げるために、以下のルールで行動することとした。

  • 勉強は基本的に朝の時間帯に行う
    • 仕事から帰宅後だと疲れてできない場合がある
  • 起床して顔を洗ったら、まず机に向かう
    • 出勤の1時間半前に起床する(45分~1時間の勉強時間を確保)
  • 机にはスペイン語のテキストとノートを常に準備しておく
  • 勉強の有無と勉強時間を記録する用紙も机の上の常備し、勉強するたびに記録するとともに、週末や月末に集計してSNSで公開する
  • 帰宅後は食事をとる前に机に向かって勉強する

また、これと同時に以下のようなアメとムチで、行動継続の確率をさらにアップさせることを試みる。

  • アメ
    • 勉強した日はアイスを食べるかお酒を飲んでよい
    • 2日に1回勉強を1か月間継続できたら、チリワインを1本買ってよい(スペイン語だけに)
  • ムチ
    • 月~土で勉強した日が2日以下のときは日曜日に30分以上走る(雨の日でも)

 

いったいどうなるのだろうか。

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